飼い主のブログ2007年の2月に、私は子供たち(コーラルとフィリップ・ウォータース)と一緒にベネズエラに行きました。色々行った中で、ロス・リャノス地方のハト・エル・フリオという大きな牧場にも寄りました。ロス・リャノスはアフリカ大陸のアメリカ版というふうにいわれています。そこは本当に野生の王国で、その湿地帯や草原を我が物顔に歩いているのが世界最大のネズミ、カピバラです。
カピバラは過剰な捕獲や、農場・ダム・森林伐採などの開墾により住処を奪われて数が減少していたのです。ハト・エル・フリオではその積極的な保護政策により、カピバラが群れをなしています。
ハト・エル・フリオ(それから、私はいかなかったけどハト・エル・セドラル)は環境観光業を行いながら、未来へ継承していく牧畜業も行っています。ハト・ダムは野生動物が一年を通して住み着くことができるようになっており、特に水生・半水生の種に重点をおいています。牛や水牛は肉牛として飼われ、カピバラもある一定数が食肉用に使われます。ここでは何十年にもわたり、牧畜業が野生生物の数にどう影響するかを科学的に研究する基地として維持されてきました。
下の写真は、一週間の間に見た、面白い動物たちです。

ハト・エル・フリオのタマンデュアまたはコアリクイ

ハト・エル・フリオのオオアリクイ

エル・ハト・フリオのアカオキリハシ

エル・ハト・フリオの3種類のトキ

ハト・エル・フリオのコンゴウインコ

ハト・エル・フリオのホエザル
もっとみてもらってもいいのですが、要点にいきましょう。ウーゴ・チャベス大統領のもと、ベネズエラ政府はハト・エル・フリオとハト・エル・セドラルを国営化しました(記事:Venezuela Coverts Tourist Destination into Farm Land )。
だけど、ハト計画は、もっと絶滅寸前と危惧されるオリノコワニや、アカアシガメや、オリノコヨコクビガメや、カワイルカの復活について真剣に考えているのでしょうか。将来につなげていくということはどうなのでしょうか。これらの牧場は、野生動物を保護しながらその土地を利用することのパイロットケースだったはずです。それが今はもうちがっている。
アメリカ人はこんなに近くに住んでいながらこの世界が失いつつあるものについて知らない、そのことがよりいっそう悲劇的なのです。カピバラってなんなのか、ほとんど知られていない。Caplinと私は一生懸命いいたい。誰もが気にしてあげないで、どんな生き物が生き残れるのでしょう。
(ハト・エル・フリオの写真の続き-カピバラ-もいるよ-は ここ から)